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01.とある大学生の狛枝調教日記 11/5〜
【20XX/11/5】

狛枝が来た。大学から帰るとエントランスの外にひっそりと立っていた。俺が帰ってくるのを待っていたようだ。来るなら知らせろよと文句を言ったら、何回も電話したと返される。ケータイを確認したら、狛枝からの着信が入っていた。マナーモードで気付かなかったのか。一先ず部屋に上げて、話を聞いてみる。
どうやら親戚と揉めた揚句、遺産を毟り取られたらしい。無一文なんだと財布の中身を見せながら、へらっと狛枝は笑った。体も冷え切っていて、寒そうにしている。しょうがないので今日は泊めた。


【20XX/11/6】

一晩だけ泊めて、追い出そうと思っていたのに、行く所がないからしばらく置いてほしいと頼み込まれた。大学に行ってる間に家事をすると一方的に約束され、俺は渋々家を出た。自分のテリトリーに他人がいるのは苦手だ。リビングは仕方ないけど、寝室には絶対入るなと強く言い含める。ただ部屋の中に入るくらいなら別に問題ないが、成人男性なりに色々な物が隠してあるからだ。特にアレは見られたら困る。

大学から帰ると、鼻を掠める良い匂いがした。狛枝が晩御飯を作ってくれたようだ。1人暮らしが長かったから、誰かが家にいることがとても新鮮に感じる。悪くないな。向かい合って、2人で食事をした。掃除も洗濯も済んでいて、完璧だった。狛枝がしばらくいても問題ないかもと考えていたら、奴は明日には帰ると急に言い出した。どうしてだ?と聞くと、あたふたとしながら、親戚から電話が来たから…と視線を落とす。怪しい…。

狛枝が風呂に入っている間に、彼のケータイを盗み見る。着信なんて誰からも入っていない。電話帳には片手を超えるくらいしか登録がない。ナンバー0に俺が登録されていて、思わず吹き出した。次に寝室に入り、何か変わったことがないか、チェックする。……アルバムの位置が、変わっている。もしかして、見られたかもしれない。


【20XX/11/7】

明け方に起きると、部屋の外から物音が聞こえてきた。ドアの隙間から様子を窺うと、狛枝が荷物を纏めていた。逃げるつもりだ。そう思った。理由は分かっている。アレを見られたからだ…。後ろから声を掛けると、狛枝はピタリと体の動きを止めた。真っ青な顔でもう帰るね!と言って、玄関へ早歩きで向かう彼の腕を、俺は反射的に掴む。戸惑いながら問いかけてくる狛枝を無視して、奴に宛がっている部屋に閉じ込め、無理矢理首輪と手枷と足枷を付けた。ベッドに繋げる。半泣きで喚いている狛枝をついでに縛り、そのまま大学へ。

夕方頃、大学から帰宅。狛枝を監禁した寝室に入ると、異臭が鼻をついた。こいつ…、漏らしやがった。一発 顔を平手で殴り、シーツを洗いに出す。ベッドマットは無事だった。写真見たのか?と俺が聞くと、狛枝は何あれ…と青ざめた顔で答えた。アルバムを見られたのは確定だ。誰にも言わないから…と狛枝は声を震わせる。はぁ? そんなの当たり前だろうが。何上から目線で交渉してきてんだよ。

今考えたら、こいつに見られたこと自体、俺には何のダメージはない。俺にSM趣味があるなどと狛枝が吹聴したところで、誰も信じないからだ。まぁでも居候の分際で、家主の言いつけを守らなかったのはいけないよな? ちゃんとおしおきしないとさ。狛枝に対する俺の優しさってやつだ。怯えながらもひたすら泣いて責めたてる狛枝だが、親戚に引き渡すと言うと大人しくなった。そこまで帰りたくないのか。食事を与えることなく、今日は裸のまま放置。


【20XX/11/8】

4限をサボって、狛枝の相手をしてやった。ただ監禁しているだけではつまらないので、性奴隷に開発することにした。体に触れようとすると暴れるので、一発殴る。敵意の籠った視線を向けられて、ゾクゾクと鳥肌が立った。とりあえず口をそのままにしているとペラペラと余計なことを喋ってうるさいので、黙らせるためにギャグボールを使った。静かにはなったが、未だに抵抗を見せる。

着ている服を脱がせる。肌は日に焼けていないのか真っ白で、俺に比べてかなりガリガリだ。肋骨が浮いたその体を撫で回すと、ビクビクし出した。感度は良い。ボクサーパンツを脱がせると、半勃ちのペニスが顔を覗かせる。大きさはそれなり。扱いてやるとあっさりと射精した。手首が擦り切れていたので舐めてやると過剰に反応した。明日も続ける。


【20XX/11/9】

今日は金曜日なので6限まである。帰るのは遅くなりそうだった。大学の休み時間に狛枝から没収したケータイを見る。俺の他に登録があるのは、左右田、十神、七海、小泉。後は知らない名前ばかりだ。恐らくは彼が言っていた親戚だろう。

帰宅してから、狛枝の様子を一応確認する。服を着せていないのでもちろん裸。どうやら大人しくしていたようだ。もう暴れる元気もないのか、ボーっと天井を見上げたまま何の反応も示さない。声を掛けても無視。軽く顔を叩くと、鈍く淀んだ灰色の瞳を少しだけ俺に向けてきた。3日前以来、食事をさせるのを忘れていたので食事を与える。食事を運んでも見向きもしない。折角作ったのに…。ムカついたのでそのままにした。


【20XX/11/10】

土曜日なので狛枝の相手をする。昨日の食事には手を付けていないらしい。ハンストかよ。ギャグボールを外してやったが、うんともすんとも言わない。胸元から腰の辺りまで撫で回すと、体を捩って抵抗する。狛枝の尻は同じ男とは思えないほど、形が整っていて綺麗だった。きゅっと引き締まっていて、細い腰までのラインが美しく、芸術品のようだ。…堪らない。通販で買った道具があったので、ローターにジェルを塗り、狛枝のアナルにそのまま突っ込む。案の定 流血した。

ローターを弄りながら首筋を吸ってると、いきなり射精した。服に掛かったので、仕置きのためコックリングを着用。掛かったものを舐めさせると、若干俺を睨みながらも案外素直に従った。発情しているのか顔が赤い。ジェルのパッケージを確認すると、どうやら催淫剤入りだったことが判明。涙を流しながら喘ぐ狛枝は中々可愛い。明日は本格的に調教する。


【20XX/11/11】

疲れていたので10時頃まで寝た後、狛枝の様子を見に行く。寝ていたが、ペニスは上向き。ちなみにローターとリングは昨日のまま。ジェルは一応流したが、残っている可能性がある。とりあえずこのまま餓死されても困るので、食事を作った。やっぱり食べようとしない。でも食べたらリングを外すぞと言うと、あっさり食べ始めた。

食べ終わってから、狛枝をレイプした。無理矢理突っ込んだら、またも流血。しかし狛枝の悲鳴は甘い。掠れた声で切なく喘ぐので、俺も段々興奮してきた。狭くてキツい狛枝の内側を、力任せにピストンする。奥はぐずぐずに解れて、柔らかく纏わりついてくる。最高だった。狛枝は泣いていた。痛いのに気持ちイイらしい。どうやらアナルセックスの才能があるようだ。

鏡の前で背面座位。結合部分を見せ付けると、狛枝は首を振って視線を逸らそうとする。散々俺のペニスを締め付け、射精した後に勝手に気絶しやがった。そのまま風呂に入れてやると、抵抗しなかった。素直になったかと油断していたら逃げ出そうとしたので、今夜も枷を付けて裸で放置。


【20XX/11/12】

狛枝が痩せてきた。このままじゃ冗談抜きに、本当に餓死する。今日からはちゃんと食事を摂らせるため、毎日作ってから出掛けることにした。服も着せた。鎖を長くし、自由度を上げてみた。部屋の外に出す訳にはいかないので、トイレは携帯トイレを用意。

このままでは埒が明かないので、ケータイに『実家』と登録されている番号に電話した。両親が他界して、1人暮らしだと聞いていたが、電話には男が出た。恐らく狛枝から遺産を毟り取った『親戚』ってやつだろう。狛枝の家出のことを説明したが、返事は素っ気無い。狛枝のことをどうでも良いと思っているようだ。当たり前か、遺産を奪うような連中なんだから。行方不明扱いされても困るので、しばらくここで預かると伝えた。電話を切ってから、少し後悔した。


【20XX/11/13】

通販で頼んでた太目のアナルバイブが、昨日の夜に届いたので早速使う。今回は普通のローションを狛枝のアナルに塗り、バイブを突っ込む。振動が3段階になっており、自動で切り替わる。コックリングをギリギリ射精出来る位に嵌めて、そのまま家を出た。

半日以上時間が経過してから帰宅。玄関を開けると、狛枝の咽び泣く声が聞こえる。近所迷惑なので顔を殴って黙らせる。シーツは精液に塗れ、ドロドロになっていた。ベッドマットも今回ばかりはアウトだ。泣きながらどうにかしてほしいと頼むので、リングとバイブを外して俺のモノをバックで突っ込む。前立腺がどこにあるかは分かっている。バックだと突き辛いので、正常位にして狛枝の1番感じる所を容赦なく攻めた。

性欲の虜と言ってもおかしくないくらい、狛枝はアナルセックスに夢中になっていた。俺を抱き締めて、積極的に腰を揺らす。俺が1回イく間に2回もイきやがった。善がり狂いながら、精液を撒き散らす狛枝。シーツを洗うのが面倒だったので、捨ててしまった。


【20XX/11/14】

大学で罪木からチョコを渡された。首を傾げると、この間のお礼だと言われた。一瞬分からなかったが、しばらくして罪木とSMプレイをした時のことかと思い出す。あの時撮った写真をアルバムに入れて隠してたのに、狛枝が見てしまった。そのお陰で狛枝を調教するチャンスが出来たから、罪木にも一応感謝はしている。洋菓子は好きじゃないが、狛枝に食わせるため有難く頂く。

狛枝にチョコを見せると素直に喜んだ。笑顔を見たのは初めてだった。何となく気分が良くなり、そのまま押し倒してセックスする。抵抗したが、乳首を弄ってやると大人しくなった。初めてキスをした。愛撫すると、体をくねらせて甘い声をあげた。余ったチョコを、狛枝のアナルに入れて遊んだ。混乱しつつも怒っていたが、目立ったような抵抗は見せない。ウイスキーボンボンを入れると、熱いと言って騒ぎ出した。面白いので2、3個同じ物を入れた後、ペニスをブチ込む。

最初は、何するの!とか離して!とか拒絶していたのに、しばらくペニスで突き上げてると、涎を垂らしながら、鼻にかかったような声で啼き始める。蕩けたような表情で俺を熱く見つめてくるので、思わずキスをしてしまった。舌を絡めている水音と結合部からの水音で、全身の熱が更に上がる。アナルの快感は凄いらしい。正常位で腰を動かすと、足を絡めてきた。背中を引っ掻かれたが許してやる。最近素直になってきたので、足枷を外してやった。


【20XX/11/15】

朝、道具を使って狛枝で遊んだ。ギャグボールは嫌いらしく、頭を振り乱して逃げようとするが、押さえつけて無理矢理装着。乳首に小型のローターを取り付けて、ペニスにコックリングを嵌める。射精出来なくて苦しいのか、涙を流しながら無様に呻いていた。指で前立腺を刺激しながら、白い尻をこれでもかと叩く。真っ赤になった尻を見て、良く分からない達成感に包まれた。

狛枝にかまい過ぎて、大学に遅刻した。適当に大学の奴に頭を下げて、ノートを借りる。家に帰って勉強していると、狛枝がたまに部屋を覗きに来た。朝からリングを嵌めっぱなしで1回もイってない。物欲しそうな顔で、日向クン…と俺の名前を呼ぶが、全部無視。奴隷の言うことを聞くご主人様がどこの世界にいるんだって話だ。何でもかんでも自分の思い通りに行くと思うなよ?

しばらくしてから狛枝の様子を見に行くとオナニーをしていた。勝手な真似をされたことにイライラしたが、怒りを抑えて 続けろと命令。リングを外すことを許可する。狛枝は渋々続けようとしたが、前だけではイケないことに驚きを隠せないようだ。バイブを渡すと赤い顔で受け取った。

腰を突き出すようにしろと言うと、狛枝は素直にその通りする。俺に尻を向けて、アナルにバイブを挿入する。アナルの肉は内側から捲れ上がって、入口が赤い果実のようになっていた。自分でスイッチを入れ、ゆっくりと動かしながら、声を漏らしている。俺に声を聞かれたくないのか、シーツに顔を押し付けていて、残念ながら表情は見えなかった。何度か出し入れした後、呆気なく吐精した。狛枝に挿れてくれと強請られたが、無視。その代わりに手枷を外した。明日は大学の創立記念日で休みなので、腰が立たなくなるまでヤるつもりだ。


【20XX/11/16】

冷蔵庫が空だった。買い出しに行くため、朝は家を空けた。どうやら俺は狛枝に夢中になりかけているらしい。大学にいる間も狛枝のことばかり考えている。どうやって喘がせようか、どうやってイかせようか。快楽に塗れた厭らしい顔を想像する度、ペニスが勃起してしまい、俺はトイレに駆け込む回数が増えた。自粛しないとドツボに嵌まる羽目になる。10時過ぎに家に戻ると狛枝が消えていた。首輪だけになったのを良いことに脱走しやがった。現金も消えている。

やけに素直だったのはこの所為か…。あいつは狡猾なやつだ。俺を騙すために従っていた。セックスに溺れていたのはただの演技。喘ぎながら、心の底で腹を抱えている狛枝を想像した。俺はまんまと出し抜かれたのだ。一応狛枝の親戚に連絡を入れ、一息吐く。…あの野郎。頭にきた。


【20XX/11/17】

狛枝のケータイは手元にあるので、まずは着信履歴とリダイヤルを見る。登録されていない番号がいくつか並んでいる他は、親戚の名前しかない。電話帳を開く。俺以外に登録されているのは、左右田、十神、七海、小泉。この中の誰かに助けを求めているかもしれない。現金を持ち出しているから、行こうと思えばどこへでも行けるだろう。…そういえば高校の頃、狛枝と一緒に左右田の家に遊びに行ったことがある。知っている場所に行く可能性は高い。

とりあえず俺は自分のケータイで左右田に電話をした。左右田はすぐに出た。狛枝が来たかどうか聞くと、あっさりここにいると彼は告げた。単純な奴で良かった。受話器の向こうから狛枝の声が聞こえて、声が自然と棘を帯びる。今から迎えに行くから捕まえておくように左右田に頼んだ。

左右田はちゃんと捕まえていてくれたようだ。俺と狛枝、どっちを信頼しているかと聞かれれば、左右田は俺を選ぶに決まっている。狛枝は俺の顔を見た途端、顔を真っ青にして震え出した。手首を掴むと本格的に暴れようとする。状況が分かっていない左右田は呆けた顔で突っ立っていた。人様の家で暴力を働く訳にもいかないので、写真をばら撒くぞと狛枝の耳元で囁く。力が抜けたので外に連れ出し、駅へと向かう。今夜は手加減できそうになかった。

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02.とある大学生の狛枝調教日記 11/18〜
【20XX/11/18】

早速、狛枝に調教を開始。やめて…許して…と弱々しく呟く彼を無視して、前と同じように首輪と手枷、足枷を付け、体を縛り上げた。ポロポロと涙を流しながら、俺にしつこく懇願してくる。分かってる。またお前の策略なんだろ? 油断させて逃げる算段を腹の中で決めているんだ。今日は予定がある。狛枝のためにすっぽかす訳にもいかない。経口タイプの強力な媚薬を飲ませ、コックリングを嵌める。アナルにはバイブを2本。外せないように固定し、家を出た。

用事を早々に済ませて、急いで帰宅する。狛枝はベッドにぐったりとうつ伏せていた。白く綺麗な尻の中央には、バイブが2本ローター音を響かせながら動いている。人形のように動かない狛枝の体を返すと、ビクリと痙攣させた。精液と尿らしきものを泉のように垂れ流している。腫れて赤くなった目は閉じられて、そこから何本もの涙の筋が見えた。涙の雫を舐めてやると、気が付いたのか力の抜けた体で暴れ出す。

狛枝の裸は妙に性的だ。ただ寝そべっているだけなのに強烈な色気を発している。俺のペニスは既にそれに屈服し、熱を孕んで勃ち上がっていた。ズボンを寛げ、フェラを要求すると狛枝は上目遣いで睨んできた。まだ抵抗するのか。無理矢理口に突っ込もうとすると噛まれた。力が入らないのかあまり痛くなかったが、怒りが頂点に達したので喉の奥まで押し込んで、ムチャクチャに突く。苦しいらしく狛枝は餌付くが、そんなの知ったこっちゃない。濡れて生温かいその口に堪らず射精した後、また放置した。


【20XX/11/19】

寝ていた狛枝を叩き起こし、昨日と同じく媚薬を飲ませる。しかし今日は昨日の2倍量。シーツを取替え、食事を与えないまま大学に向かう。今日は大学で小テストがあるので、最後までキチンと授業に出た。腕時計を見ながら慌てて帰る俺に、同級生からからかいの声が飛ぶ。日向、オンナか?だってさ。バーカ、男だ。

家に着くと、俺を呼ぶ狛枝の声が耳に入ってきた。またシーツを汚したらしい。狛枝の所為ではないが、わざと声を強くして叱りつけると、涙を流して俺に体を摺り寄せてきた。潤んだ灰色の瞳を真っ直ぐ俺に向けてくる。ごめん、ごめんねと謝ってくる狛枝。お前、分かってんのか? 悪いのはどう考えても俺だろ。

ちゃんと反省したのか、フェラをさせても噛まなかった。だが男のペニスを舐めること自体は、生理的に受け付けないらしい。顔を歪めながら、必死に舐めていたから。狛枝の赤い舌がペニスに絡みついているのを、俺はただじっと見ていた。舌遣いはうまいとは言えないが、屈辱に塗れる狛枝の顔が快感だったのでどうでも良かった。


【20XX/11/20】

コックリングとバイブを外し、縛っていた縄を解いた。枷は外さない。媚薬は飲ませたが、一昨日と同じ量だ。今日は一段と寒いのでちゃんと服を着せてやる。食事中、今日はいつ帰ってくるか聞いてきたので、逃げても無駄だと釘を刺す。写真のことを口に出すと眉間に皺を寄せて俯いた。もちろん写真なんて撮っていない。

大学を終え、狛枝に顔を見せた早々抱きつかれた。泣いていたようだ。あんまりうるさいので枷を全て外し、久々に風呂に入れてやった。思ったよりも狛枝の体重が軽くて驚いた。俺の上でうつらうつらと眠そうに首を傾けていたと思ったら、俺の首元に頭を預けて寝てしまった。すぅすぅ寝息が聞こえてきて、何だか微笑ましかった。このままじゃ洗えないので、狛枝を起こす。隅々まで綺麗に洗ってから、食事をし、俺の部屋で一緒に寝た。枷は1つもなく、もちろんセックスはしないまま。何をやってるんだ、俺は…。


【20XX/11/21】

朝起きると目の前に狛枝の顔があった。逃げ出していなかったので少しホッとした。昨日から俺はおかしい。逃げてもまた連れ戻せばいいのに。出掛けようとすると、狛枝が何時に帰るか聞いてきた。昨日も同じこと聞いてきたな。早い方が良いか?と返すと、狛枝は恥ずかしそうに頷いた。今日は飲み会で遅い。だけど狛枝には言わなかった。また罠かもしれないと思ったが、考えるのが面倒なので大学に向かう。狛枝を拘束するものは何1つない。逃げたければ、逃げればいい。


【20XX/11/22】

日付変わってた。飲み会の後に遅くに帰宅すると、家の中はシーンとしていた。恐らく逃げたのだろうと、部屋に入ると俺のベッドに狛枝が寝ていた。何故かアナルにバイブを突っ込んでいる。溜息を吐いて狛枝を起こすと、抱きつかれてキスされた。ペニスを擦り付け、熱い息を掛けてくる。ふわふわとした白い髪が顔に当たってくすぐったい。

疲れているので部屋から追い出すと、ドアの前でしくしく泣き始めた。ウザいので中に入れてやると、押し倒されてペニスを引きずり出された。恍惚とした表情でペニスを愛おしそうに撫でる。そんなことをされたら、俺だって気持ち良くなってしまう。白く長い指で扱いていたが、やがて俺のペニスに涎を垂らして、フェラチオをし出した。

完全にエレクトした俺のペニスを見て、狛枝は爛々と目を輝かせる。服を脱いで裸になった彼は既に勃たせていた。慎重にゆっくりと腰を落として、ぐぐっとペニスを飲み込んでいく。狛枝は気持ち良さそうに小さく喘ぎながら、根元まで完全にアナルに収めた。感じる場所に当たるように、一生懸命腰を振る狛枝。涎を垂らしながら、高らかに笑っている。騎乗位で散々乱れた後、精液を吐き出し倒れこんだ。…狛枝が怖くなった。

朝。回らない頭で大学に向かう。帰ってきた後にまた襲われると面倒なので、ベッドに繋いでおいた。狛枝は抵抗しない。帰宅後、ものすごく疲れていたので、様子を見ることなく就寝。


【20XX/11/23】

今日は勤労感謝の日で休みだ。朝、狛枝を起こしにいくとまたも押し倒される。とろんとした赤い顔で日向クン、日向クンと涙声に呼ばれる。アナルが疼いて仕方ないらしい。ここで許すと狛枝はただの駄犬だ。俺が求めているのは駄犬じゃなく忠犬なんだ。厭らしいのは、良いことだけどな。

午前中を使い、フェラチオを教え込む。裏筋や亀頭、双球。自分の性感帯を伝えて、舌の絡め方から強さまで叩き込む。意外にも飲み込みが早い。頭を撫でてやると嬉しそうに微笑んできた。ありがとう、日向クンと破顔して、幸せそうにしている。狛枝の精神がちょっと心配になった。俺が命令したこと以外、勝手な真似をしないと誓わせる。狛枝は真剣な表情でそれにしっかりと頷いた。

昼を食べてから、フェラを頑張った分 ご褒美にアナルセックスをする。狛枝はいそいそとベッドに乗り、俺に尻を突き出すようにして、アナルを広げて誘った。真っ赤に熟れたその穴に、俺は焦らす余裕もなくペニスを突っ込む。既に尖らせていた乳首を突きながら、ピストンを繰り返す。

バックだと顔が見えないので、座位もした。肩越しにキスを交わしながら、狛枝のペニスを弄ってやる。溜息のような悲鳴を漏らしながら、ビクビクと痙攣して精液を吐き出す。終わろうかと思ってたら、正常位もしたいと俺の首にしな垂れかかってくる。お願いだよと悲しそうに言われたら、もう断れなかった。気が遠くなるほどヤリまくった。狛枝は足りないのか風呂でも俺を誘い、ベッドに入ってからも強請ってきた。さすがに疲れたので騎乗位で自由にさせた。


【20XX/11/24】

狛枝のケータイに電話が掛かってきた。実家にいたやつとは別の親戚からだった。狛枝が取られた遺産を取り返そうと、弁護士を立ててくれたらしい。狛枝に一先ず帰ってきて欲しいと相手は言った。狛枝にそのことを告げたが、表情を変えることはなかった。

俺が実家まで送り届けると言ったら、狛枝はいやいやと首を振って、俺に抱き着いてきた。離れたくない、日向クンと一緒にいたい。そう言って、静かに涙を流した。でも遺産絡みの話を放置する訳にもいかない。何とか1度帰ることを狛枝に言い聞かせると、最後に折れたのか小さく同意してくれた。

電車に乗って、狛枝の実家まで一緒に行った。俺がついていってやるのは玄関の前までで、後は狛枝1人だ。別れ際に袖口を引っ張られたけど、それを振り切って、軽く手を振った。終始落ち込んだような表情の狛枝だったが、心に決めたのか俺を何度も振り返りながら、門の中へと行ってしまった。長く感じたけど、1ヶ月にも満たなかったな。じゃあな、狛枝。


【20XX/11/25】

朝起きて、俺を迎えたのはシンと静まり返った室内だった。冷え切った空気。狛枝の匂いがしない。狛枝がいない。俺はその事実に愕然とした。狛枝とは高校でクラスメイトだっただけで、話すことは割とあったが、特に仲が良かった記憶がない。高校卒業してから同窓会は数回あったけど、狛枝は大体顔を見せなかった。そうだ、彼とは知り合いにも満たない繋がりしか持っていなかった。

監禁したって情なんて湧いて来ない。俺にとって、狛枝はただの性玩具に過ぎない。腰を振って、欲望を吐き出したらそれで終わり。でも今思うと、それだけじゃ無かったのかもしれない。俺にとって狛枝とは何だったのか。考えても頭が混乱するだけだった。


【20XX/12/3】

平坦な毎日を生きる。大学に行って、帰って寝るだけの生活。何かが欠落している。狛枝と生活している間は、こんなこと微塵も感じなかったのにな。

午前中で大学が終わり 戻ると、玄関に俺以外の靴があった。焦げ茶色のカジュアルシューズ。すぐには言葉が出ず、息を飲みながらも寝室に向かうと、深緑色のコートを着た狛枝がベッドの上で眠っていた。俺の視線は狛枝に釘付けになった。鞄を落とすと、その音で目を覚ました狛枝は俺を見て、おかえりと笑いかけた。

嬉しそうに縄を見せ、縛って欲しいと狛枝は小首を傾げて懇願する。考える前に押し倒していた。濃密なセックスをした。狛枝の体を弄るとビクビクと反応する。乱暴に服を脱がせると、白くキメの細かい痩せ気味の裸体が姿を見せた。首筋に噛みつくと、可愛らしく悲鳴を上げる。鎖骨や胸をきつく吸い上げ、キスマークをいくつもつけた。
乳首をべとべとになるまで舐めていると、狛枝のペニスがぷるぷる震えながら硬くなっていく。それを手で扱いていると、待ち切れないのか、早くちょうだいと腰を厭らしく揺らしながら、ヒクヒクとしているアナルを見せつける。俺のペニスをアナルにブチ込むと嬉しそうに喘ぎ出した。淫乱と耳元で囁くと、顔を真っ赤にしながらも腰を大きく動かして答える。

結局遺産は取り戻せるようになったらしい。しかし交渉事は味方になっている親戚に任せてきて、急いで戻ってきたとのことだった。キミに会いたかった。激しいキスをした後に、うっとりとした顔で狛枝は言った。ぎゅっと抱きついた狛枝の指が俺の背中に食い込む。それでも愛しいと思うのは、彼が俺の手の内に落ちてきたからだろうか。そうだと思いたい。結局囚われの身になったのは俺の方だった。

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